働かない人が身近にいる場合、その人に対して異常なまでの怒りを感じている人は少なくないようです。

働かなければそのしわ寄せがいくのは周囲なので、当然と言えば当然ですね。

では、なぜ働かないのでしょうか。

こいつらなぜ生存してるの?とまで思われてそれでも無職を貫くのはなぜなのでしょうか。

ここでは働かない人の割合と、心理、職場等での対処法を取り上げていきます。

 

 

働かない人の割合

総務省の労働力調査に依ると、2018年時点で、完全失業率は2.4%となっています。

完全失業率とは、労働力人口(15歳~64歳までの就業者+完全失業者)のうちの完全失業者の割合になります。

就業者とは自営・勤務・休業中の人口であり、完全失業者は仕事があればいつでも就けるのに調査機関中に就かなかった人口になります。

要するに、40人に一人は敢えて働いてないということですね。

完全失業状態というのは、通常は当然自力でお金が稼げてないわけですから誰かに依存しなければなりません。

これは多くの人にとってとても情けなく、自尊心を失うことにもなり兼ねない状態にも思えますが、実際こういった人たちはどのような心理で働かないのでしょうか。

 

働かない人の心理

働かない人の心理というのは、大きく二種類に分かれます。

・働きたいけど働かない

・そもそも働く気がない

働きたいけど働かない人というのは、本当は周りからも煙たがられるし白い目で見られるし、あるいは純粋に人の助けになりたいから働きたいんだけど、働くことによって使用するエネルギーが本人にとって巨大過ぎる場合、働かないという選択肢を取ってしまう人になります。

働くことによって使用するエネルギーとは、単純に肉体的な疲労もそうですが、人と関わったり、直面する問題に対しての対処等の精神的な疲労がより大きなウエイトを占めます。

働いていれば、仕事内容にも依りますが大概めんどくさい事態が定期的に発生します。

あるいは自分がやりたくもない仕事を任されることもあります。

そういった状況で多大なストレスを感じてしまったり、人間関係がなかなか上手くいかず疲れてしょうがないという人は、働きたいという動機が働きたくないという気持ちを下回ってしまい、結果働くことをやめてしまうのです。

 

そもそも働く気がない人のタイプ

そもそも働く気がない人というのは、大きく二つに分かれます。

・働かないことが得だという価値観を持っている

・働かないことによって誰かに仕返しができると考えている

 

前者の場合、これは価値観の問題ですから非常に厄介です。

罪悪感もなく、常にどうしたらうまくサボれるか、誤魔化せるかということばかり考えています。

こういう人の多くは別に働くことが特別辛いと感じているわけではないですし、能力もそれなりにあったりしますが、ただ自分が損だと思うことをしたくない、それをしてる方が負けと考えているので、どこかに勤めても同じようにうまく人を使い、自分はサボることばかりを考えます。

自分がサボって周りの人がその分仕事することで自分に対して憎悪を抱いても、むしろそれが優越感の種になったりします。

こういうタイプが上司になると、部下の気持ちは一切考えないので仕事を遠慮なくどんどん押し付けられてしまいます。

 

後者の場合、たとえば親をどこかで恨んでいて、何とかその仕返しをしたいと考えているケースが挙げられます。

親にとって子供が引き籠ってしまうことは、「自分の子育ては失敗したのか?」という考えに繋がります。

それが良い歳をしていつまでも無職で家から出なければ、その疑念は遥かに強くなります。

そして子供がそんな状態だと子育てに失敗した親だと思われてしまうので、親としてはとても辛い気持ちになります。

ですから、親を恨んでいる子供は、仕返しの手段として無職で部屋に閉じ籠ることがあるのです。

もちろんもともと社交性や能力があればたとえ親が嫌いでもこういう手段は取りませんが、社交性も能力もなくいつも人から馬鹿にされてしまうタイプというのは、一番手っ取り早い仕返しの方法として働かず親に依存する生き方を選びます。

 

 

働かない人の対処法

職場で働かない人

職場で働かない人がいたら、自分がその分働かないといけなくなるので溜まったものではありません。

それでもあまり立場が高くない社員であれば上の立場の人等に動いてもらえば対応は何とかできますが、特に問題なのは上司の場合になります。

上司の場合、自分がなるべく仕事をせずにうまくやり繰りするためのコツ(言い訳や言い逃れ等)を身に付けている人が多いので、反撃しようにもしようがないことがあります。

たとえばな何でもかんでも仕事を押し付けて

「お前のためだ」

と言ったりする人もいるでしょう。

すると、何となく筋が通ってしまうので、それなりに納得してしまう人も少なくありません。

しかしながら、これはもちろん嘘偽りです。

ただ自分がやりたくないという気持ちが一番にあって、それを部下に納得してやらせるための口実として言っているだけです。

もちろんそういう考え方をしてしまうと余計腹が立ってやる気がなくなるかも知れませんが、大事なのはそれをプラスに取ることです。

実際多くの仕事を熟せば熟すほどスキルが上がるのは事実ですし、結果論ではありますが自分の為になります。

だからウィンウィンの関係にあるんだ、お互い得で良いじゃないか、と前向きに考えるようにしましょう。

そうすれば上司に対しての軽蔑の気持ちや怒りも収まってくることが期待できます。

こういうタイプの上司は嫌われると間違いなく嫌がらせをしてくるので、態度良く接することは非常に重要になります。

軽蔑していたり嫌ったりしていればその気持ちは誤魔化そうとしても必ず態度のどこかに出るので、相手は時に無意識にでもそれを感じ取ります。

その結果「何となく嫌い」ということになり、嫌がらせされるようにもなりますのでなるべくそういう気持ちを消すような考え方をするようにしてください。

とは言っても完全に消し去るのはさすがに無理だと思うので、その場合はあくまで少しでもそういう気持ちを無くす、という考え方をすることをお勧めします。

 

働かない子供

子供の場合については、これは大概において本質的な問題が違うのでそこを理解しなければなりません。

たとえば子供から恨まれていなければ、多くの子供は「親に迷惑を掛けて申し訳ない」という考え方をするはずです。

そうすれば、より何とか社会に出ようと努力するようになりますし、結果に結び付くかどうかはともかく間違いなく行動が変わってきます。

もちろん、それでもそもそも親が生んだんだから全ては親の責任と考える子供の場合は効果も薄いですが、いずれにしてもまず親として子供からなるべく好意を抱いてもらうことは大前提です。

そのための一番の手段は、自分が悪かったと認めることです。

多くの親は働かない子供に対して憎悪を抱くので、「いい加減にしろ」「本当に駄目な奴だなお前は」という言葉を言ってしまいますが、これは完全に逆効果です。

子供の今の状態に対して親に責任が全くないなんてことは絶対ありません。

理想は、どうなっても自分が全部責任を持つし、その一番の責任が自分にあるというくらいまで言うことです。

子供が一番求めているのはそこなので、これをまず理解してください。

あとここでもう一つ大切なのは、そう言えば動いてくれると思わないことです。

下心があると子供はなかなか素直になりませんし、期待し過ぎたりすると子供にとって負担になります。

あくまで子供のためを想って、自分の人生のために頑張ってほしいという気持ちで接することが、もっとも重要な基本になります。