突然ヒステリックになって、自他ともに制御不能になってしまう人がたまにいます。

このような方々というのは理屈も何も通用しなくなるので、周りもどうして良いのかわからなってしまうでしょう。

そういう人は得てして母親であったり、彼女であったり等と女性に多いのですが、それは何故なのでしょうか。

ここでは、ヒステリックの心理と治し方・対処法について語っていきます。

 

ヒステリックになる心理

定期的にヒステリックになって感情を爆発させてしまう人と接する際というのは、まるで腫れ物に触れるかのような恐怖があったりします。

何が引き金となっているのかが分かりずらいからです。

多くの場合は相手の屁理屈であったり、あるいは合理的過ぎたりして自分が何を言ったら良いのかわからなくなることであったり、論破されそうになったり自分が責められたりすることですが、自分としてはちょっと皮肉めいたジョークを言った程度のつもりでも爆発することもあります。

しかしながら、こういったヒステリック反応の引き金の元(引き金を作動させるバネ)は別にあります。

根底にあるのは、結局のところ積もりに積もった不満。つまり、ヒステリックとはストレス発散の一方法なのです。

人間というのは本人も気が付かないところ、つまり深層心理で不満を溜め込んでいたりします。

何故なら、不満を表に出しながらでは人間社会でやっていけないからです。

不満たらたらで愚痴や文句ばっかりでは絶対嫌われますから、人間関係が上手く行きません。

それを深層心理的にわかっているから無意識に閉じ込めているんですね。

つまりそこには、根本的な不満が存在しているのです。

 

女性の病気?

ヒステリックになるのが一種のストレス発散法であるとして、なぜ女性の方がヒステリックになる人が圧倒的に多いかと言えば、それが許されると思っているからです。

想像してみてください。

たとえばヒステリックに喚き散らす男性がいたらどう思いますか?

「この人カッコ悪過ぎるな」

と思わないでしょうか。

ヒステリックな男性は世間ではかなり底辺に見られます。

一方で女性であれば、もちろん印象は全然良くないのですが

「まあこういう女っているよな」

という受け止め方をしてもらえます。

ですから、これもまた深層心理的な話になりますが定期的にヒステリックになる女性はそれを理解した上でヒステリックになっています。

そういう意味では、女性特有の病気と言っても良いのかも知れません。

 

特に母親は自分の子供に対してヒステリックになりやすいです。

なぜなら、それまでずっと赤子のときに全く何もできなかった子供を見ていて、その何もできない子供に対して自分が世話をしていたイメージがずっと頭のどこかに残るからです。

そんな無力な存在が自分に対して理屈で言い負かしたり、生意気なことを言い出したら、母親自身の中で処理が追い付かず爆発してしまうのです。

 

ヒステリックの治し方

ヒステリックを治すというのは、程度の問題でもありますが、基本的にはかなりの努力を必要とします。

ヒステリック行為というのはストレスを吐き出す上で変わりとなる行為がなかなかないくらいには効果的なので、一度癖になった人は相当依存しているからです。

もちろん、ヒステリックを抑えるだけであれば決して方法がないわけではないのですがそれはただ劇薬を処方するのと変わりません。

強引な解決策では、また別の何かに必ず不具合が生じてしまうのです。

つまり、ヒステリックを禁止すれば別の形のストレス発散方法が実行されなければならなくなるだけです。

ですから、大切なのはそもそもストレス自体を溜めなくすることなのです。

そのためにできることは何かについて考えることが、ヒステリックの根本的な治療法と言えるのです。

そうなると、今度は

「なぜストレスが溜まるのか」

について考える必要がありますよね。

 

ストレスを溜めない秘訣

ストレス=不満なわけで、つまりなぜ不満を感じてしまうのか。

「これも深層心理的に感じちゃうからしょうがないんじゃないの?」

と思う人もいるかも知れません。もちろん、それも否定はしないです。

しかし、不満を感じるような考え方をやめることで不満の大部分は解消されます。

たとえば、「自分がやってあげている」という考え方だと見返りを求めていますから、そうすると相手がそれに応えてくれなかったときに腹が立ってきます。

たとえば、「何であんな奴が良い思いをして自分はこんな思いを・・・・・」と考えるとすごく嫌な気分になってきます。

また、「期待」も一つのポイントになります。

たとえば、「あいつはこんなこともできないから腹が立つ」というのは、その相手に対してそれができることを期待しているということですよね。

最初から期待していなければ、別に腹を立てることもないのです。

ちなみにここで言う「期待」というのは、たとえば「失礼な店員だな」「ふざけた奴だ」と感じるのも含みます。

要するに、別の言葉に言い換えれば自分の中に存在する誰かに対しての「こうあるべきだ」という強い願望です。

また、たとえば自分の運が悪いとしか考えられなかった場合も、結局は人と比較した上で「自分はこのくらい与えられて当然」という「期待」がその根底にあるのです。

 

ですから、ヒステリックだけでなくストレスを根本的に溜めないようにするための方法に繋がっていますが、ストレスを溜めないようにするためには「見返りを求めないこと」「期待をしないこと」が大切なのです。

それもなるべくネガティブな感情(下心)を抱かずに、というのは大変重要なポイントになります。

見返りを求めないのに下心があるというのは矛盾しているように聞こえますが、実際にそれはあるのでできるだけ純粋になれるようにする必要があるのです。

これらについて自分がどこまでできているのかを客観的に把握するのは難しいかも知れませんが、客観的であるかどうかを常に気を付けるようにするだけでもだいぶ違ってきます。

 

ヒステリックな人の対処法

ヒステリックな相手の対処法としては、まず上で挙げた原因となるような行為をしないことになります。

「少しでも逆なでするようなことを言わない」「論破して追い込まない」「失敗などを責めて無理に謝らせようとしない」

等ですね。

ヒステリックな人というのは、理屈的に自分が間違っていてもそれが気に入らないので、受け入れないというスタンスです。

そこを無理に受け入れさせようとすると、その人にとってはとても耐え難いので、いっそのことヒステリックになって全てうやむやにしてしまおうとするのです。

ものすごく自己中ではあるのですが、それがこういった方々の性質なので、まずそこを受け入れて避けるようにしないことには、結局は相手をヒステリックにしてしまいます。

かなり酷い人だと、本当にどこに導火線があるのかわからないくらいの状態ですから、冗談のつもりでも捉え方的に相手が悪意に取れるようなことを言っては絶対にいけません。

ただし、こういった繊細な気遣いというのは相手がヒステリックでなかろうと必ず意味のある行為です。

何故なら、ヒステリックにならない人も表に出さないだけで不快な気分を感じているケースはいくらでもありますからね。それが積もれば、あなたは身に覚えがないのに嫌われたりします。

 

話を戻しまして、とはいえそんな滅茶苦茶な相手にそこまで下手に出るのは嫌だ、という人も当然いると思いますが、それを無理に改めさせようとしても、状況は間違いなくさらに悪化してしまいます。

どうしても改めさせたいなら、無理にではなくて別の方法を取らないといけません。

ここで思い出していただきたいのは、北風と太陽の童話です。

北風は直接風で男性のコートを脱がせようとしますが、太陽は照らしてその温かさでコートを脱がせます。

実際、人は攻撃されているときよりも、優しくされてるときの方が素直になります。

大抵の場合は、本当は本人も自分が悪いのはわかっているので、それを悪いと認めて改めるという気持ちにさせるには、あなたは太陽になる必要があるのです。

それでもだめなら、改めさせるのは無理だと思ってください。

その人物をできる限りヒステリックにしないように気を付けるか、縁を切るなりするしかありません。

 

同じヒステリックでも罪悪感や自己嫌悪を感じている人、治したいと思っている人、そもそも全く悪いと思ってない人など様々です。

ヒステリックな自分を全く問題視していないような人以外であれば、あなたの対応次第でかなり改善できるはずなので、ここで挙げた対処法を頭に留めておいて接してみてください。