モラハラという言葉も昔はそれほど社会的に広く知れ渡っていなかったのですが、近年日常的に聞かれるようになってきましたね。

職場で問題にされることもしばしばあります。

しかし、多くの方はこれが一体どんなものなのか、まだイマイチピンと来てないのではないでしょうか。

ここでは、モラハラの主な意味と特徴、父親や彼氏、夫等がモラハラをする心理と対処法についてまとめました。

 

モラハラとは―その心理

モラハラとはモラルハラスメントの略で、一言で言えば精神的な暴力、嫌がらせのことです。

これはセクハラ(セクシャルハラスメント)のモラル版と言って差支えはないでしょう。

しかしながら、その性質としてはDV(ドメスティックバイオレンス)の方が近いです。

と言うより、本質的にはほぼ同じです。

 

DVの方は相手に暴力を振るうことによって間接的に精神を攻撃する方法ですが、モラハラの方は直接的に
精神を攻撃する方法です。

結局手段が違うだけで、目的は同じなのです。

そもそも何故こういう人たちが他者を痛めつけたいかについてですが、一言で言えば、自分が誰かに対して優越性を感じることで、ストレスを発散しているのです。

 

モラハラの特徴

DVの方は直接相手を傷付けてしまうため、ものすごくわかり易いですから加害者としても大変リスクを伴います。

その点モラハラは相手の体には傷が付かないので、その深刻さを判断するのも非常に難しくなってきます。

実際のところ、大体の人は大なり小なりモラハラをしてるとは言えると思います。

目に見えてわからないので、加害者側としては非常に逃げるための口実を作り易いのです。

 

基本的に、感情的になるとすぐに手が出てしまう自分を制御できない人や、口で言い負かすのが苦手な人や後先全然考えていない人などはDV派になります。

対してモラハラ派は、どちらかというと知的で冷静なタイプであることから手口も巧妙であったりしてきます。

ですから、逆にこちらの方がより危険であるケースもあるのです。

 

父親・彼氏・夫等の多くはモラハラ予備軍

実際、モラハラをしている人というのはいたるところに潜んでいるでしょう。

人を虐めるにはもってこいの方法だからです。

ですからDVよりも質の悪い隠れモラハラはこの世の中にたくさん存在しています。

そんな人が彼氏であったり、旦那であったりしていても、もしかしたら自分も相手も気付いていないケースもあるかも知れません。

気付かぬうちにエネルギーを吸い取られ、精神を蝕まれているのです。

 

ここでまたモラハラの質が悪いところは、やっている本人もモラハラだと気付いていないケースが多いところです。

例えば職場の上司とか、超長くネチネチ叱るタイプがいたとします。

本人は「部下のためだ」と言って、実際本人もそう思ってやっていたとしても、実際その部下はただただエネルギーを吸い取られている場合があり、その場合は結局、本人は部下の教育を口実にしているのです。

※こういう人のことを、俗にエナジーバンパイアと呼びます。

また、親の場合は

「自分の子のため」

とか言いながらモラハラをしている場合があります。

彼氏の場合は、多くは揚げ足を取ってきますが、モラハラをすることで自分が優越感に浸ると同時にどこかかっこいいところを見せれていると思っています。

 

しかし、ここで一つ注意があります。

それは

どこからがモラハラで、どこからがそうでないかの線引きが難しいこと

逆にやられてる方がモラハラだと思っていても、実際そうではないケースがあること

です。

だからこそ、その見極めが難しくなってくるのです。

 

父親・彼氏・夫等の対応法

モラハラの対応についてですが、まず相手が誰であれ、徹底的に戦うというスタンスで行く必要があります。

基本的には反撃に値する行為になるので、関係が気まずくなることも十分に考えられます。

ベストを言えば、周りの現場を見ていた誰かが被害者と何も相談せずに加害者に注意することです。

加害者がそれ(被害者が現場を見ていた誰かと相談したこと)を知らなければ良いのですが、後で問い詰められる可能性が大ですし、その際は嘘を付いて相談してないと言っても疑われる可能性が高いです。

そもそも、大概は周りのいないところでやってくるのでなかなかそういう相手(現場を見ていた誰か)がいないということの方が多いでしょうから、ここはあまり期待できないところかなと思います。

ですから、基本的に真っ向勝負になるので、そういう気持ちで取り組むようにしてください。

 

その上でとりあえずそれがモラハラかどうか判断することがまず必要です。

その父親や彼氏、夫や上司の言動を正直に、信頼できる冷静な誰かに伝えて、どう思うか意見を聞くのです。

より客観的な見方を知るために、なるべく多く、ちゃんとした人に聞いた方が良いと思います。

その際に一番良いのは自分の口で説明するのではなくて、テープレコーダーを隠しておいて会話を録音し、それを聞いてもらうことです。

そこでもし客観的にモラハラであるということをある程度まで証明できるような結果が得られたなら、モラハラ加害者に対してそれを伝えることがまず基本になります。

先に述べたようにモラハラというのは本人も気付いていない場合が多いです。

ですから、もし客観的にモラハラに値する行為をしていると気付かせることができたら、行動を改めてもらえる可能性は十分にあります。

多くのモラハラ加害者はDV加害者のように理屈を超えた暴力性があるわけではありません。

ですから、そういう意味ではまだ比較的には話がわかるので、一度そういう流れで相談してみてください。

もちろん、やはり父親や旦那は特にプライドがあるので、たとえ実際モラハラであってもそんなことを指摘したら逆ギレしたり、後々尾を引きそうな場合も当然あるでしょう。

それでもモラハラを我慢し続けるのが嫌なら、覚悟して動くしかありません。

言えないような相手であれば、誰かに代わりに言っても良いと思いますが、もちろんこれも「チクった」わけですから尾を引くことになることは理解しておいてください。

 

職場であれば、録音した会話で法的手段で脅すこともできます。

大概こういう女々しいことをする人はそのような脅しに弱いですから、間違いなく効果は抜群なはずです。

本気でその気があるなら、このくらいのところまで考えてください。

 

モラハラほどではないと返答された場合

逆に、あまりにないとは思いますが、それほど相手は悪くない、という結論が導き出されることもあるでしょう。

その場合は素直にその結果を受け入れ、加害者と思っていた相手の言うこともなるべく素直にアドバイスとして受け入れるようにします。

ここで

「それでも別れたい」

と思うのは基本的にあまりよろしくないです。

それほど相手は悪くないのであれば、それは少し求め過ぎということになりますからね。

周りがモラハラほどではないと思う程度であれば最低限それなりにうまくやれるはずなので、前向きになって自分なりに歩み寄る方法を考えた方が良いと思います。