咳払いをする人が気になるという人は少なくありません。

中でも大きな声を出したり、嘔吐のようなわけのわからない声でする人もいて、しかもそれをかなり頻度でする人というのは明らかに不快に思われたり、気にされるのは仕方ないでしょう。

もちろん、それが本当に喉が詰まってしまって息ができなくなる等の理由から、どうしてもやらざるを得ないなら別ですが、大抵はそんなことはありません。

それに、たとえ咳払いをする必要があったとしても、わざわざやかましい音や不快な音を立てる必要はないはず。これは多くの場合、ただの癖なのです。

それでは、そんな咳払いを癖で行っている人の心理とはどんなものなのでしょうか。

的確な治し方は存在するのでしょうか。

自分が咳払いをしてしまう人であれば、出来る限り早めに改善したいところですよね。

 

 

咳払いの癖の心理

自分自身を落ち着かせるため

咳払いを定期的にする人にとって、この行為は精神安定剤のような役割を担っています。

咳払いをすることで気持ちも落ち着き、自分自身でいられるなど温和なペースを保っているのです。

このような方は得てして自分のことで精一杯なので、他者を考える余裕はありません。

咳払いを行うことで周りからどう思われているのか、十分に理解することが出来ず、続行してしまっている節が見られます。

ストレスを抱えやすい人であり、他者に不快な気持ちを与えていると知った矢先には、深く自分を責める傾向も。

一時的なものであれば、今集中している業務が無事終われば自然に治りますが、癖になってしまっている場合は何でもないときにも繰り返すことになります。

 

自己を表現したい現れ

こっちを見て欲しい、存在に気づかれたいという一種のアピールの心理です。

咳払いを行えば嫌でもその声が耳に入るので、自己を表現するのにうってつけです。

ですが、ほとんどの方は咳払いに対してあまり良いイメージを抱いていないので気をつけなければなりません。

行動に取り掛かりたいのにすぐに実行出来ない場合、気持ちだけが先走り、結果咳払いとして現れてしまうのです。

意欲的にも満ち溢れてますがさり気ないアピールなので、その真意に気がつかない人も多いことでしょう。また、その本意に本人も気がついていない場合がよく見られます。

 

声が出るか確認している

長い時間黙っていると、自分の声がいつも通り出るのか気になってしまいますよね。それを咳払いを通じて確認しているという心理です。

また、気にしやすい性質を秘めている部分もあり、他人からどう思われているのか常に意識しています。

その場で「あー、あー、」と大きな声を出すわけにもいかないので、発声練習もかねて咳払いを行なっています。

しかし、その後に自分が発言する場が設けられているようであればわかるのですが、そうでもない場面でも咳払いをひたすら繰り返すので、これは自分の声を気にし過ぎるが故に咳払いが癖になってしまったパターンです。

 

察して欲しい

気がついて欲しい出来事があり、ヒントを仕掛けるように咳払いをします。

髪型を変えたので、誰かに指摘されたい。何も言わずわかって欲しいという気持ちが爆発しているのです。

自分から言うのは何となく情けないと感じているので、必死のアピールを行なっています。

また、察するのが当たり前。というプライドの高さも持っているので、少し扱いにくい印象を受けることもあるでしょう。

 

攻撃している

相手に対して敵意を向けている心理です。

咳払いは見方を変えれば怒っていると受け取ることができます。

動物界で言えば威嚇のようなプレッシャーを相手に与えることが可能です。

目に見えるような敵視ではないので、じわじわと攻め込んでいくのが目的だったりします。

自分の方が上だというアピールに捉えることも出来、負けたくない気持ちが込められています。

実は心はナイーブだったり、繊細な一面があるのもこの方の特徴です。自信がないからこそ、曖昧な攻撃方法を取るのです。

 

 

咳払いの癖の治し方

咳払いは完璧に治す必要はありませんが、不快だとか鬱陶しいとか気になると思われるような咳払いであれば、それは治すことを考えた方が良いです。

しかし多くの場合が無意識であるために、意識するだけでとりあえず抑えることはできます。

そして意識をして抑えて、そのまましばらくしない状態を続ければ癖がかなり抜けてきますから、無意識の状態でもあまりやらなくなるでしょう。

それが一つの咳払いの治し方になりますね。

ですがもちろん、意識するにしてもなかなかそれが難しかったり、意識し過ぎてしまい逆に上手く行かなくなったりすることもあるでしょうから、ここではもう少し具体的な方法を四つ挙げてみたいと思います。

 

唇を軽く噛んで口を開かないようにする

下唇を少し噛むことで、口と口がぴったり結ばれるので、安定感を得られます。

何も言葉を発せない状態になるので、自然と咳払いに手が伸びることもありません。

唇を噛むということに意識が向けられるので、咳払いは二の次になります。

一つ動作を一つ挟むことで、咳払いの行為に至るまでに自分で意識して止める猶予を得るということですね。

ただし注意点として、今度は唇を「強く」噛む癖が付いてしまうと、パッと顔を見た時に違和感を残してしまうことになるので、限度を覚えて行いましょう。

 

他のことに意識を集中させる

何も考えられなくなるほど、一つの物事に集中してしまえば咳払いも起こらなくなります。

何か別件を考えてしまっているからこそ、咳払いを行う余裕が生まるのです。

いつもの癖が出そうになったら、今取り組んでいる物事に意識を集中しましょう。

ただし、ここで大切なのは「勢い」です。

行き詰まりや迷い等で勢いを失ってしまうと、何かを真剣に考えていても気持ちが分散されて集中力がなくなるので、無意識に咳払い等が出るようになります。

ですから、できる限り迷わず、神経質にならずにやれるようなことに取り組んで下さい。

お勧めは趣味ですね。

 

 

自分に自信をつける

人の目を気にしたり、こちらに集中を向けるということに使わないよう、自信をつけます。

自分を高めてあげれば、自然に癖も治り安定した心が得られます。

自身と向き合い、どの部分に不安を感じてしまうのか振り返りましょう。

体型ならば、痩せることを目標に。性格ならばいいなと感じる人の内面を真似たり。向上することを目標に取り掛かります。

努力する上で誰かに気がつかれたり、嬉しい言葉をかけてもらえれば、ますます頑張ろうとやる気にも繋がります。自分自身を肯定し認めることが出来れば、咳払いの癖もなくなるでしょう。

 

ストレス管理&発散の方法を身に付ける

ストレスが不快に思われるような咳払いの癖の根本的な原因になっていることがあり、その場合はストレスの管理と発散の方法を身に付ける必要があります。

ストレスは誰でもほどほどにあるものですが、度が過ぎるとどこかに極端な悪影響を及ぼし、咳払いが激し過ぎる人のケースはまさにそこに出ているのです。

自分で色々試しても良いですが、それでも解決しそうにないときはカウンセリング等も選択肢に入れましょう。

 

まとめ

咳払いと一言で言っても、その心理は様々です。

また、咳払い自体は誰でもする行為ですし、問題はありません。

しかし完全に悪い癖となっていて、やたら頻度が高かったり、大きな音であったり、変な奇声を上げるようであれば別です。

不快に思われたりイライラされたりしますから、可能な限り治すように努めましょう。

ですが人から悪く思われてる、治さなきゃとプレッシャーを自分でかければかけるほど、悪化してしまうので余裕を持つようにします。

最初は上手くいかないかもしれませんが、徐々に回数を減らすところから始めてください。

もし努力して治らないようならその根本原因はストレスになるので、ストレスの管理や発散の方法の方に目を向けるようにしましょう。

 

また、周りに咳払いの癖のある人がいたら邪険に思わず、大変だなと思うくらいに留めておきます。

何か事情があると察すれば、相手に対してイライラもなくなりますし、不思議と咳払いそのものもそれほど気にならなくなります。優しい心を持ち接するように努めましょう。