自分であれ他者であれ、短気な人が身近にいると何かと面倒だと思います。

本人にとってもちょっとしたことでイライラするので疲れますし、周りに人にとっては疲れる上に怖いです。

まさに「短気は損気」の言葉通り良い所なしに思えるような短気という性質ですが、実際どうなのでしょうか。

ここでは短気な人の心理的な原因について、その対処法と合わせて紹介いたします。

 

短気な人の心理的原因

気が短いということは、つまりちょっとした何かに対してすぐ不満を感じてしまいやすいということです。

不満はストレスなので、言葉を変えればストレスを溜めやすいタイプの性質ということになります。

そのような気質は、持っている人はもともと持っています。

ですから、一つの心理的な原因として遺伝的な要素はもちろんあります。

 

ですが、もちろんそれだけではありません。

もともと遺伝的に怒りやすい短気な人であっても、考え方や捉え方が違えば、意外とあまり怒らなかったりします。

そもそもなぜ怒りが込み上げてくるかと言えば、必ず何か気に入らないことがあるからです。

たとえ短気であっても、気に入らないことがあまりなければ、それは怒りの引き金にはならないわけです。

逆に言えば、もともと遺伝的に短気でない人であっても、人の言うことをものすごく気にしたり、プライドがやたらと高かったりして、ものすごく気に入らないことが多い場合、まるで生まれつき短気かのように怒りっぽかったりします。

 

また、単純に脳内の幸せを感じさせる物質であるセロトニンが不足している可能性もあります。

セロトニンは自律神経系のバランスを取る役割をしているのですが、寝不足であったり、不規則な生活をしていると減少します。ストレスを溜めても減るので、その場合は悪循環を生み出します。

あるいは、特に私生活やそれ以外にこれといった問題があるわけではなくてもセロトニンが減ることはあります。

こういったケースであれば、それは病気(持病)という捉え方もできるかも知れません。

ですが、基本的にはその場合であってもセロトニンを食べ物やサプリメントで増やしたり時間を置くことで、概ね問題は解決できるはずなので、先天的に短気な人と比較するとまだ楽なのではないかと思います。

 

ただ人によっては、これといった理由もないのになぜかイライラしていることもあると思います。

その結果、ほんのちょっとしたことが火種となって爆発してしまう。

しかしこのような際、そのほとんどが無自覚なだけでどこかにそのイライラの種(不満の元)があると思われます。

これはすでに対処法になってしまいますが、そんなときは一度何が気に入らないのかをしっかり内観する時間を取ってみることをお勧めします。

そしてその原因が見つかれば、それに対してアプローチをしていくという流れになります。

 

短気な自分に対しての対処法

対処法として私が一番大事にしてほしいと思っているのは、やはり考え方です。

遺伝であれセロトニンが不足する性質であれ、イライラする理由がなければイライラしようがないからです。

極端に言えば、もし考え方や捉え方を変えて100%全ての事柄をスルーすることができれば、そもそも短気かどうかとか関係ありません。

ここでまず一つお伝えしたいのは、短気は損気でしかないわけではないという事実です。

短気の人というのは、物事に対して非常に敏感です。

ちょっとしたことで反応するということで、常に様々な方面にアンテナが張られています。

そのため気の利く人も多いですし、自分の悪いところにも敏感で厳しいので能力も高かったりします。

ですから、ただ自分は短気で損だとか、こんな自分が嫌いだなんて思う必要は全くありません。

短気は確かに疲れるかも知れませんが、その分リターンもあるのです。

と考えるだけでも、不思議と少しイライラの材料が減った気がしないでしょうか。

ですが、その自分や他人に厳しすぎるところがイライラの種になっているのであれば、そこまで厳しくする必要性があるのか、という考え方をしていく必要があります。

ここで「そんなこと(厳しくすることをやめる)をしたら自分や周りが駄目になってしまうかも」と思うのであれば、それはできません。

ですがほとんどの場合において、短気な人はそこまででもないことをやたら大ごとにする傾向があります。

一度周りにも自分の反応がオーバーだと感じる部分を聞いてみてください。

周りに言われて納得できれば、少なくとも今までのようにそのことでイライラすることもなくなるはずです。

そうして一つ一つイライラの種を減らしていけば、セロトニンの減るリスクも小さくできるので、好循環を生み出すことができます。

 

短気な他者の対処法

自分の身近な短気な人に対して対処したい場合、まず当然ですができる限り言葉や振る舞いに気を遣うことです。とにかく、キレる材料を与えないこと。

あるいは、できる限り仲良くなっておくことです。

短気な人というのは、仲良しの相手よりもあまりそうでない相手に対しての方が圧倒的にキレる頻度が高いです。

もちろんそれだけで万能なわけではないですが、職場の同僚等では他に対処のしようがないので、そこはうまくやり繰りするしかありません。

それほど仲が良くなくてかつ慣れてきた相手、さらに言いやすい相手だとよりターゲットにされやすいので、その辺りを心掛けながら接するようにしてください。

 

家族等身近な人である場合は、相手に変わってもらうという方法を取ることができる可能性があります。

もし変わりたがっているようでしたら、考え方を変えた方が良い等のアドバイスを送ってあげてみてください。

それでも偉そうだと思われて聞かない場合は、第三者に伝えてもらうのも良いのではないでしょうか。